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トップメッセージ

代表取締役社長

三木康弘
三木康弘

足元の世界経済は、高インフレの落ち着きなどを背景に、底堅い成長を維持しているものの、ソフトランディングの可能性が高まる米国と製造業の不振が続く欧州の様に、国や地域によって回復ペースにまだら感があります。
かかる中、当中間連結会計期間の自動車関連部品市場における需要は、これまで牽引してきた北米市場が米国景気減速の懸念から後半にかけて勢いが弱まったことに加えて、日系自動車メーカーの不正問題による回復遅れ、中国経済の低迷長期化、欧州の景気低迷鮮明化も各地域の需要に影響を及ぼしており、グローバル全体で需要が低迷いたしました。
一方、水処理用分離膜市場における需要は、海水淡水化プラント用途や工業用プロセス水、廃水処理用途の増加により堅調に推移しました。
その結果、当社グループの当中間連結会計期間においては、上昇する原価に対応すべく価格改定を実施するも、中国市場の変化の影響を受けたことから、売上高は8,092百万円(前年同中間期比160百万円減、1.9%減)となりました。また、利益面においても、売上高の減少と固定費の増加の影響を受け、営業損失は9百万円(前年同中間期は営業利益95百万円)、経常損失は52百万円(前年同中間期は経常利益72百万円)、親会社株主に帰属する中間純損失は203百万円(前年同中間期は親会社株主に帰属する中間純利益68百万円)となりました。