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【2019年6月号】輝く文字に記す

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≪目次≫ 
       
 01:[  ご挨拶 ] 今月の社長メッセージ
 02:[二ュース] 第105期定時株主総会開催
 03:[二ュース] 人事異動のお知らせ
 04:[二ュース] 役員人事のお知らせ
 05:[  コラム ] フィルターメディアを通して環境改善に貢献

【ご挨拶】 
輝く文字に記す    取締役社長 三木康弘

 四国地方は漸く梅雨入りし、恵みの雨とともに季節を後追いし始めました。国会は大きな争点を持たないまま会期末閉会となり、7月には地元徳島県と高知県は、引き続き合区の中で参議院選挙が行われます。人口減少問題を肌で感じる時でもあり、特に地方創生や産業競争力強化への期待が高まります。G20も踏まえた力強い公約を記して貰いたいものです。

 世界に目を向けますと、ホルムズ海峡がにわかにきな臭くなり、米中貿易戦争の行方を占うようにG20大阪サミットが間もなく開催されます。ここでも世界の経済と平和と未来の安心に向けた討議と決意の発信を大きく期待したいものです。

 去る26日には、当社第105期定時株主総会が行われ、無事終了することが出来ました。新たな体制で、目標に向かい不屈不撓の精神で経営を高めてまいりたいと存じます。

(役員人事のお知らせ)
 ⇒ https://www.awapaper.co.jp/news/info/406.php

 季節の風物詩ともいえる総会シーズンを終えると、徳島では夏の阿波踊りに向けた話題で花が咲き始めます。夕方になると街のそこかしこで鐘や太鼓の音が響き、練習風景が見られます。昨年ひと悶着あった祭りの運営が今年は一新され、より一層楽しめるイベントに生まれ変わる予定です。何もかも忘れて一心不乱に踊り、阿保になり切る事で一年の鋭気を養い、生命力を高められる大好きな一大イベントです。賑わいで地域経済も潤います。多くの方々のご来県をお待ちしております。

 忘れると言えば「忘却は黒いページである」という言葉があります。「この黒いページの上に記憶はその輝く文字を記して、読み易くする(カーライル)」と続きます。当社も総会という一大イベントが終わりました。過ぎ去った事は忘れてしまいがちですが、真摯なご質問も頂き、相互に理解を深める貴重な機会となりました。大事な記憶は輝く文字にて記して、常に振り返り活かして参りたいと思います。お客様に信用信頼を得られる会社であり続けるために、今ここで最善を見極めて、明るく朗らかに前進してまいります。

【今月のトピックス】

 ■ トピックス 1  
  第105期定時株主総会開催
2019年6月26日午前10時よりJRホテルクレメント徳島にて当社第105期定時株主総会が開催されました。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/info/405.php

 ■ トピックス 2  
人事異動のお知らせ
当社は、人事異動を行いますので、お知らせいたします。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/info/407.php

■ トピックス 3  
役員人事のお知らせ
2019年6月26日開催の「第105期定時株主総会」およびその後の「取締役会」 の承認を受け、取締役および監査役にそれぞれ就任いたしました。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/info/406.php

【コラム】
フィルターメディアを通して環境改善に貢献    取締役上席執行役員 三木 富士彦

 
 2019年6月まで、フィルターメディア事業部を担当しておりました。
 フィルターメディア事業部は、エンジン用濾紙を始め、空調用、産業用各種フィルターメディアの販売を行っております。

 エンジン用濾紙の開発をスタートしたのは昭和34年。未舗装であった道路を走っていると後塵を巻き上げ、吸入空気の濾過(油槽式)不良によるトラブルに悩まされていた地元のバス会社より、濾紙を開発して欲しいとの要望を受けたのが開発のスタートです。その後、当時の技術者が試行錯誤を繰り返しエアー用濾紙を完成させ、昭和36年に販売を開始致しました。その後様々なお客様と共に成長を続け、現在では国内エンジン用濾紙(オイル、フューエル、エアー)市場では、トップのシェアを頂いております。

 今後EV車の普及が進んでいくことが予想されていますが、当社の扱うエンジン用濾紙に関しては、交換需要がある事より今後10年間は拡大していくことを見込んでいます。
 そのような環境下、当社は排ガス規制に対応した高性能フューエル用濾紙製品をはじめ、高性能オイル、エアー用濾紙の開発に力を入れ、日本、中国、インド、東南アジア向けへ拡販を行う事により、世界での当社シェアも拡大させていくよう活動を行っています。

 又、エンジン用濾紙だけでなく、今まで培ってきたノウハウを活かし、ワイヤーカット放電加工機用、油圧用、空調用フィルターメディア等の開発、拡販に力を入れ、当社製品を通して環境改善に貢献して参りたいと考えております。
 その為にもお客様の課題解決と潜在価値発掘のために様々な提案を行い、これからもお客様の繁栄を支援させて頂けるよう、研究、生産、品証、営業が一体となり、事業を推進して参りますので、ご支援、ご愛顧の程お願い致します。

 最後に私事となりますが、6月26日より品質保証部を担当することとなりました。昨今、日本企業では品質関連の不祥事が多発しております。原因には品質に対するコンプライアンス意識が欠如していることが大きいと報じられています。

 当社では、お客様の信頼と満足を得られるよう、品質第一の経営を徹底し、人財(材)の育成に力を入れることによりコンプライアンス意識の向上を図り、安心してお使い頂ける製品を提供して参ります。
 今後ともよろしくお願い致します。