≪目次≫
01:[ ご 挨 拶 ] 今月の社長メッセージ
02:[二ュース] 香川高等専門学校生(8/20)および呉工業高等専門学校生、神戸工業高等専門学校生(9/15)の工場見学を実施
03:[ コラム ] 新たな価値創造へ
【ご挨拶】
実践の決意 代表取締役社長 三木 康弘
秋の深まりを感じるようになりました。食欲も旺盛となりますので、運動の秋も入れて、健康管理には一層気を配って、秋を楽しみたいと思います。
隣国の中国共産党は習近平総書記の三期目続投を決め、いよいよ権威主義が明確化し、「共同富裕」のスローガンもとで経済よりも政治的安定性を目指す事となってきそうです。残念ながら世界に与える影響は、社会的にも経済的にも極めて不安定さを増すばかりと思います。発表された中国の第3・四半期GDP伸び率は3.4%と回復しましたが、ゼロコロナ政策も継続され予断を許しません。またロシアプーチン大統領の決して善くない決意も固く、ウクライナ戦争は泥沼化が現実となり、資源・エネルギー価格の高騰は続くことが見込まれます。
政府日銀は本腰を入れて円安に対抗しようとしているようですが、いつまで続くかは疑問があります。この度政府は、総合経済対策として71.6兆円規模の事業を決定しましたが、これにより物価上昇対策と賃上げそして生産性向上を支援し、貿易収支が改善され利上げが実行される時を待つしか無いようです。つまり日本経済が元気になるしか無いという事です。
このまま貧乏国になって行くわけには行きませんので、企業も自助努力としての対策をしていかなければなりません。欧米等と日本の違いを内閣府が分析していますが、圧倒的に設備やデジタル投資更に研究開発費や人への成長投資の格差が大きく広がり低迷が明らかになっています。そして急激な変化へ対応出来ないでいます。
当社は、改めて自社のコアコンピタンスを再構築し、変化に対応した成長投資に力を注いで行く事にしました。そして既に公表しています通り、パートナーシップ構築宣言の実践にも取り組み、ステークホルダーの皆さまと共に成長を目指して参りたいと思います。
(パートナーシップ構築宣言)
⇒ https://www.awapaper.co.jp/news/img/awa_partner.pdf
仏教詩人である坂村真民先生の言葉に「念ずれば花開く」があります。ビジョンの明確化と実践の決意が大事で、強く念ずれば知恵も行動も出てきます。善いことを思い、善いことを実行することは、中長期的な信頼関係と協働開発メーカーとしてのコアバリュー構築に繋がっていくと信じています。今後ともご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。
【今月の二ュース】
■ 二ュース 1
香川高等専門学校生(8/20)および呉工業高等専門学校生、神戸工業高等専門学校生(9/15)の工場見学を実施
当社は、阿南事業所(水環境事業部)にて、8月20日に香川高等専門学校の学生2名、9月15日に呉工業高等専門学校の学生3名、神戸工業高等専門学校の学生1名の工場見学を実施いたしました。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_8.php
【コラム】
新たな価値創造へ 取締役上席執行役員 東京支店長 三木 富士彦
ご存知のように自動車業界では電気自動車の販売比率の増加が加速し、バイオマス燃料カーボンニュートラルの実現に向けた自動車用バイオエタノール燃料製造技術、水素エンジンの開発も進んできています。しかしながら、世界のエンジン車の販売規制は一様ではなく、欧州や米国カリフォルニア州・NY州のように2035年にはエンジン車販売禁止を打ち出しているところから、中国のように新エネルギー車と位置づけられるハイブリッド車が2035年以降でも走ることが見込まれるなど、国によって規制は様々です。
そのため、エンジン車の販売は最終的にどこまで減って落ち着くのか見えにくく、変動幅が大きいだけでなく、不透明感が強い部分もあります。当社の市場の一つであるエンジン車向け濾材市場も、不透明感が強くなっています。
しかしそのような状況に不安を抱くのではなく、会社が成長するチャンスと捉え、わくわくしながら、考え、動き続ける阿波製紙、私自身でありたいと思います。お互いの想いと力量を合わせれば難題を乗り切る事が可能です。
そこで、皆様の課題をぜひ共有させてください。これだけ環境が変わってきていますから課題の質も変化しています。変質した課題への対応力を高めるためにも抱える課題をお聞かせください。
道徳経済合一を社是として掲げ、且つ環境との調和を目指した商品・サービスの提供を追求してきた当社ならではの視点、視野で、明日の持続可能な社会を共に創り出す新たな価値を皆様とともに創造して参ります。
今後とも、ご支援ご愛顧のほどお願い致します。