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【2022年5月号】Visionの力  

メールマガジン

 ≪目次≫ 
       
 01:[ ご挨拶] 今月の社長メッセージ
 02:[ コラム] コアバリュー(価値観)の重要性

【 ご挨拶】
 Visionの力                  代表取締役社長 三木 康弘

 初夏の過ごしやすい日々が続いています。田畑は緑色に染まり作物が育つ風景は、地方ごとの独自性が見られます。自然豊かな当地に於きましては、海の幸山の幸と地産地消を贅沢に楽しむことが出来、常に季節を身近に感じさせてくれます。他方輸入食材も生活に欠かせませんが、ウクライナ問題や中国のゼロコロナ政策のあおり、そして円安の影響を受けた食品類の価格高騰は、生活を圧迫し消費動向の見通しも厳しくなってきているようです。加えてガソリン等エネルギー価格の動向も目が離せません。

 そうした中、政府日銀の姿勢は金融緩和政策を堅持しています。実体経済の脆弱さを映しているわけですが、企業の賃上げが浸透し、良いインフレーションが適度に持続する社会ビジョン達成に向けた思惑が伝わってきます。世界経済の見通しは極めて不透明ではありますが、生活防衛のためのベースアップ実行を避けては通れないと認識を共有しています。

 当社に於きましては、人材確保の観点も含め、定昇込みで平均4%の昇給を行いました。そのコスト上昇分の対応として、労働生産性向上に目標を置き、全社員でイノベーションチャレンジをしていきますが、あくまでも自社ビジョン達成に不可欠と判断しているからであります。
 新しい成長の形とは、単に働き方改革の実践に伴う労働時間の圧縮やDXの活用、仕事のやり方の質的向上、そして無駄取り・カイゼン等に力を注ぐだけでなく、すべて繋がり化学反応を起こして付加価値の変化を促進していく事と思っています。そして大切なことは目的の共有であり、望むべき理想のイメージに共感できることだと思います。

 本年は第3次中期経営計画「AWA Breakthrough Plan」の2年目となり、多くの課題解決を行うため、達成に向け社内の経験と知恵を結集して取り組んでおります。そして長期経営基本方針としてSDGsと高収益の両立を掲げ、環境保護、社会的包摂、経済開発の調和を目指して事業拡大を行う事を宣言しています。

→ https://ssl4.eir-parts.net/doc/3896/ir_material/159353/00.pdf

 新型コロナウイルス対策、ウクライナ問題、覇権国家との対立問題など、我々を取り巻く環境は日々変化し厳しくなって来ています。しかし当社は、どんな環境となっても環境と調和した豊かな社会の実現にむけ、世の中のお困りごと解決や進化を促進する、世界一の機能紙・機能部材の研究開発メーカーを目指すというVisionの力を最大化して、挑戦の道を歩んでまいりたいと思います。引きつづきご支援ご鞭撻宜しくお願い申し上げます。

【コラム】
  コアバリュー(価値観)の重要性  水環境事業部長 忠津 公俊 

 コアバリューとは、会社・組織の中核となる価値観のことです。
水環境事業部が取り組んでいる「M-fine」を主力とした水処理の新規事業立ち上げにおいて、意思決定や行動の判断基準としてベクトルを合わすことが非常に重要になってきます。先日、メンバー全員でコアバリューについてミーティングを実施したところ、様々な意見が出て活発な議論が出来ました。

 新しいことに挑戦していくという観点から、「逃げずに新しいアイデアで創意工夫する」とか「変化を受け入れて、変化し続ける」や「失敗をしよう」という面白い案も出てきました。当然失敗はしたくないですが、失敗を恐れて保守的になってしまうと前に進めません。チャレンジしようという気持ちが表れた非常に面白い案でした。

 その一方、ワークライフバランスという観点から「家庭や生活、趣味の充実」という意見や、コミュニケーションを重視した「他者を尊敬する」「個人の強み、個性を大切に」といった意見も出ました。

 いろんな意見が出た中で、最終的に水環境事業部のコアバリューとして以下の7つに決定しました。


1.お客様に驚きを提供する

2.お客様に安心感を提供する

3.お客様に+αの感情的価値を提供する

4.変化を受け入れて楽しむ

5.失敗を恐れず、やってみる

6.オープンなコミュニケーションと思いやり

7.メンバー全員の楽しく充実した生活

 普段あまり価値観について話し合う機会はないですが、こうしてお互いが発表し合うことで、メンバーそれぞれがどういう思いで仕事をしているかの理解につながり、団結力が強まったように感じました。また、この事業を確立させたいという発言も出て来て、メンバーそれぞれの内に秘めた思いを改めて気づくことが出来ました。

 水環境事業部の2030年のビジョンとして、「グローバルパートナーとの協働を通して、環境との調和を目指した商品サービスを提供している」ということを描いています。目まぐるしく変化していく環境を受け入れて、それを楽しんで自ら変化し挑戦していくことで、信頼されるパートナーになることを目指します。そのビジョン実現に向けて、この7つのコアバリューを共通の価値観としてワンチームで今後も邁進して参ります。