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【2022年7月号】新たなリーダーを育てる

メールマガジン

≪目次≫ 
       
 01:[  ご挨拶 ] 今月の社長メッセージ
 02:[二ュース] M-fine 次世代 Gen.2 モデル発売のお知らせ
 03:[二ュース] 徳島県立富岡西高校にて当社研究員による講義を実施
 04:[  コラム ] 長期ビジョンを考える

【ご挨拶】
 新たなリーダーを育てる   代表取締役社長 三木 康弘

 暑中お見舞い申し上げます。
 学生は夏休みに入り、ここ四国では24年ぶりの全国高等学校総合体育大会が始まりました。各地で熱戦が繰り広げられますが、気になるのはやはり新型ウイルスの感染再拡大です。一生懸命練習して都道府県を代表して来ていながら、感染により出場辞退となっている学校が出ています。徳島でも楽しみにしている阿波踊りの開催が、規模縮小されての開催予定の様ですが、どんな祭りとなるのだろうかと気が気でならないこの頃です。
 人と人が現地現場で会う事の意義はとても大きく、得られる情報量も関係性の構築も絶大です。コロナ禍に負けず出来る事は何でしょうか。創意工夫により新しい時代の希望を見出し行動していきたいと思います。

 先般、安倍元総理大臣が銃撃され逝去するという大事件が起きました。心からお悔やみ申し上げますと共に、日本にとって重要なリーダーを失った衝撃を痛切に感じさせられました。国際社会における日本の立ち位置を大幅に引き上げ、各国から平和と秩序の維持という役割期待をいかにかけられていたかが、海外のメディア報道からも感じ取れました。米中対立はますます深刻化していき、ロシアのウクライナ侵攻は終息が見えない様相です。日本は経済安全保障の対策が講じられ、明らかについこの間まで常識と思っていた経済のグローバル化が逆回転し、各企業の戦略大転換が始まっています。強い新たなリーダーの出現が待望されます。そして後継者育成の重要性をあらためて痛感しています。

 当社に於いては、予てから進めていましたパーパス経営を社内に浸透すべく、自社独自の強みとなるコアコンピタンスの再設定と、これまで築き上げてきた企業文化を踏まえた部門ごとのミッションの明確化を図ろうとしています。大切なことは目的意識をもった深いコミュニケーションを行うことであり、ボトムアップの自立自営の組織体勢を構築していきたいと思っています。そして各部門の後継者育成、次世代リーダー教育に繋げられることを期待しています。

 一方外部への情報発信も重要な課題であり、より分かり易く当社をご理解いただく為にホームページのリニューアルを行いました。

(ホームページリニューアルのお知らせ)
 ⇒ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_7.php

(「令和3年度優良健康づくり事業所 金賞」に認定)
 ⇒ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_6.php

 当社はパーパス・ミッションを深掘りすることで、時代の変化から出てくる社会課題や、新たなリーダー育成に全力で取り組んでいきます。さらに最高の品質の商品を提供して、お客様満足と生産性向上を追求し、ご要望やご期待に応えてまいります。様々なご意見を賜りますようお願い申し上げます。

【今月の二ュース】

■ 二ュース 1  
 M-fine 次世代 Gen.2 モデル発売のお知らせ
膜分離活性汚泥法用浸漬膜ユニット M-fine 改良モデル Generation 2 リリース決定!現行品から膜の耐久性がアップ、消費電力50%減、重量25% 減、現地の運転費用や作業負荷を削減致します。中空糸と平膜の強みを融合させた次世代MBR!東京ビッグサイトにて開催される下水道展に、このGen.2モデルを出展致します。 是非弊社ブース 「東2-302」へお立ち寄り頂き、実際にご覧ください。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/products/22.php

■ 二ュース 2  
 徳島県立富岡西高校にて当社研究員による講義を実施
当社は、7月14日に徳島県立富岡西高校にて、当社研究員による講義を行わせていただきました。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/info/post.php

【コラム】
 長期ビジョンを考える    取締役専務執行役員 長尾 浩志 

 私が阿波製紙に入社したのが1980年4月、もう42年が過ぎました。
入社当時は高度成長期でバブル経済に向けて、いろいろな引き合いが舞い込んできておりました。
 新入社員研修後、研究開発部に配属されたばかりの私にもいろいろな開発テーマが割り当てられ、右も左もよく分からないなか諸先輩方の指導を受けながら開発を進めました。当時は現在のような溢れるような情報はありませんでしたので、原材料の情報収集も商社さん頼りで、サンプルが届くとまずは「水に溶けないこと」と「水への分散性」を確認後手漉きし、狙いの特性値が得られるまで手漉きと評価を繰り返し、実機試作仕様を決定するということを行っていました。現在は市場情報も原材料情報もインターネット検索でいくらでも入手できますので、有用な情報かどうかの判断が大切になっていると感じています。とにかく「KAMIにできないことはない」「他社ができないことをやる」のベンチャー精神が頼りでした。当時の開発スピードは今から思えばゆっくりとしたものでした。

 現在は変化の激しくスピードが求められる時代となっています。
そんな時代だからこそ会社の向かうべき方向を明確化するため、当社の長期ビジョンが必要と考えています。SDGs目標達成に向け、さらに2050年のカーボンニュートラルに向けサステナブルな時代に求められる企業価値はどこにあるのか。100年企業として歩んできた経験と技術に何をプラスしていくのか。まずは既存事業の拡大と強守、次は既存技術に新しい技術を融合させた新たな事業を創造すること、さらに今まで取り組んだこともないような新事業の可能性探求。以上のことを念頭に長期ビジョンの策定を進めております。

 新型コロナウィルス感染も第7波が拡大している状況ですが、たくさんの企業様と有用な情報交換をする機会を求めて営業・研究開発部門を中心に活動しておりますので是非、お声がけをいただきたいと思います。
 メール、SNSやWEB会議を有効に使いながら、許されるなら直接面談をさせていただくことで情報交換がどこまで深くできるか探って参りたいと思います。必ず、お互いの情報の幅と深さを拡げることになり、価値を共有できれば共同開発に繋げられると信じております。

 ホームページのリニューアルもできましたので一度覗いてみてください。
よろしくお願いします。

 ◆阿波製紙ホームページ
  ⇒ https://www.awapaper.co.jp/