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【2023年1月号】新年の抱負

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≪目次≫ 
       
 01:[  ご挨拶 ] 今月の社長メッセージ
 02:[二ュース] 「第15回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術展-」に出展
 03:[二ュース] 「新機能性材料展2023」に出展
 04:[二ュース] 「InterAqua 2023」に出展
 05:[二ュース]  組織変更及び人事異動のお知らせ
 06:[二ュース] 令和4年度社内成人式開催
 07:[  コラム ] 伝統を継ぎ文化を創る ~新しい景色を求めて~

【 ご挨拶】
新年の抱負      代表取締役社長 三木 康弘

 遅くなりましたが、新年のお慶びを申し上げますとともに、皆様にとって
明るい良い一年となりますようお祈り申し上げます。
昨年からの大きな社会的問題は、コロナ禍の継続とロシアのウクライナ侵攻、そしてエネルギーや食糧及び様々な原料・資材の高騰でありました。
今年もすぐに解消されるといった楽観的な見方は出来ませんが、世界中の人たちと共に、1日も早い解決を願い、自身がすべきことを実践して参りたいと存じます。

 また行き過ぎた円安は修正され、日本政府の新型コロナウイルスに対する位置づけが2類から5類に見直されるとの報道がありました。
本当の意味でウイズコロナ社会が始まるのだろうと思いますし、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)と言った取り組みによる生産性向上、イノベーションへの取り組みが本格的に進むことが予想されます。一方コストプッシュ型のインフレに加えて個人消費を喚起するような賃上げは能動的か受動的を問わず進まざるを得ず、企業の経営は難しい舵取りが求められるものと思われます。
更にインバウンドの復活は嬉しい反面、人不足による混乱が避けられず、外国人の雇用ニーズが高まり、人材の取り合いは益々激しくなることが予想されます。
春に向けて戦略的な経営判断と速やかな実行が明暗を分けることになるでしょう。
当社に於いては、およそ3%の物価上昇を見込んだ社員の生活を守るとともに、モチベーションを上げるための賃金改定に積極的に取り組んでいこうと検討を開始しました。

 ところで2023年の企業の設備投資予想はかなり強気の予想が出ています。
様々な不安定要素がありながらも、半導体の増産や自動車産業の国内回帰や電気自動車関連部品の需要増などもあり、個人のリベンジ消費と相まって日本の景気は回復に向かってくとの見方が多いようです。
持続可能な社会に向けた取り組みに躊躇なく向かっていく世界的な社会の動きに乗っていくことも重要なポイントになりそうです。当社に於きましては、SDGs への取り組みの一環として、増大する世界の水需要に対応するため、海水の淡水化や純水を製造する際に用いる逆浸透膜(RO膜)用支持体の生産能力の倍増と生産性向上を図ることを目的として、新工場を建設することを決めました。
 未来を展望し、社会に貢献するビジョンを明確に示すものでもあります。

(新工場建設に関するお知らせ)
→ https://ssl4.eir-parts.net/doc/3896/tdnet/2223185/00.pdf

 平成元年に徳島県阿南市に新工場を建設して以来の国内における新工場であり、当社にとっては久しぶりの大きな投資となります。
 様々な方々のご支援とご助言を頂き、周到に準備計画をして参りましたが、あらためてご指導とご鞭撻を衷心よりお願い申し上げます。
 末筆となりましたが、本年が皆様にとって飛躍の輝かしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

【今月の二ュース】
「第15回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術展-」に出展
当社は、2023年1月25日(水)~1月27日(金)に東京ビッグサイトにて開催されております「第15回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術展-」に出展いたしております。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/products/15.php

■ 二ュース 2  
「新機能性材料展2023」に出展
当社は、2023年2月1日(水)~2月3日(金)に東京ビッグサイトにて開催されます「新機能性材料展2023」に出展いたします。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/products/2023.php

■ 二ュース 3  
「InterAqua 2023」に出展
当社は、2023年2月1日(水)~2月3日(金)に東京ビッグサイトにて開催されます「InterAqua 2023」に出展いたします。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/products/interaqua2023.php

■ 二ュース 4  
 組織変更及び人事異動のお知らせ
当社は、2023年2月1日付で以下の通り組織変更及び人事異動を行いますので、お知らせいたします。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/info/content.php

■ 二ュース 5  
 令和4年度社内成人式開催
当社は、1月10日、本社で本年度に成人を迎えた社員5名の社内成人式を行いました。
  → https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_9.php

【コラム】
 伝統を継ぎ文化を創る ~新しい景色を求めて~
                        徳島営業部長 神原 洋志

 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年も世界的に変化の激しい一年でありましたが、年末に行われたサッカーワールドカップでは、日本代表のあきらめない雄姿に人々が勇気づけられ、4年後の森保監督が言う新しい景色への期待が膨らみました。

 サッカーは世界共通のルールがありながらも、体格や人種、生活様式などの国民性から政治、経済、紛争までもが複雑に絡み合い、国独自のスタイルを築き上げております。特に強豪国と称される国々に共通しているのは、それを伝統的戦術として色濃く継承されていることです。
 例に挙げると、欧州各国は歴史的に国家間や異なる文化圏の紛争などが多かったことから、規律や組織力を重視する傾向が強いと言われております。南米はブラジルに代表されるように、貧困と人種問題からくるハングリー精神と独特のリズム感がテクニックを際立たせ、個の力で相手を圧倒します。

 優勝したアルゼンチンは、欧州系移民が多い為か組織力を重視した堅実な守備と、チャンスとみると個のテクニックで一気に縦にボールを持ち込む「堅守速攻型」が彼らの伝統的スタイルです。それに加え、初戦こそ躓きながらも逆境に対してタフという国民性からくる臨機応変な対応力が、他の強豪国を上回った結果であると勝手ながら分析しております。余談ですが、私が応援している優勝4回の実績を誇る「あの国」は、有名な伝統的戦術を持ちながらも、2大会連続で出場を逃しております。

 サッカーの歴史とまではいきませんが、阿波製紙も100年を超える歴史があり、伝統や文化が継承されています。また、我々が販売させていただいている商品毎にもお客様と共に培ってきた歴史があります。現在徳島営業部においては、若手社員を中心にお客様との出会いから現在に至るまでの歴史の振り返り、そして整理整頓する作業を進めています。
先輩方から引き継いだ資料は我々にとって大きな財産であり、整理整頓することで新たな発見や成功そして失敗などを学ぶことができます。
また「お客様のご要望にお応えする」ための「チャレンジ精神」や「ものづくり精神」による「紙の可能性を追求」というスタイル、つまり阿波製紙の伝統や文化も感じ取ることもできます。
この財産をDX活用により社内共有し、継承していくことをミッションの一つと考えております。

 一方で、伝統スタイルの継承だけでは新しい景色は見えてこないと思います。今回のアルゼンチンの成功は、攻撃の要であるメッシ頼みからメッシを中心に様々な形でゴールに向かう、しかも大会中に変革しそれを楽しんだ結果とも言われています。
 我々もコア技術を核として新たな価値をスピーディーに創造する為に、洞察力を鍛え、あらゆる場面を想定し周到な準備を行っていきたいと思います。
 これがもう一つのミッションであり、変化を楽しむ源泉だと考えております。

 歴史を振り返れば世界的にも当社においても数多くの変化が繰り返されています。その中で築き上げられた伝統をしっかりと継承し、変えることを恐れず変化を楽しむ文化を創ることができたなら、新しい景色がはっきりと見えてくると思います。

 最後に当社で販売させていただいているポリエステル100%シート「PURELY」を簡単に紹介いたします。「PURELY」は均一性、平滑性に加え、高強度で耐水性にも優れており、主力商品である分離膜支持体に加え、建材、通信分野などでもご愛顧いただき、40年以上の歴史を刻むことができております。
 そしてこの度、世界的に高まる安全安心な水需要に対応していくため新工場建設を決定し新たなステージに踏み出しました。高品質且つ生産性を極めた商品づくりを目指し、社会課題の解決に向けお客様と共創させていただきたいと思います。
 当社がお役に立ちそうな場面があれば是非お声掛けお願い申し上げます。

(ポリエステル100%シート「PURELY」)
 → https://www.awapaper.co.jp/products/fiber/purely/