≪目次≫
01:[ ご挨拶 ] 今月の社長メッセージ
02:[ コラム ] 豊かさを創出する
03:[二ュース] 第109期定時株主総会開催
04:[二ュース] 役員人事のお知らせ
05:[二ュース] 人事異動のお知らせ
【ご挨拶】
生成発展 代表取締役社長 三木 康弘
梅雨明けが待ち遠しいこの頃、巷では総会シーズンも最終盤となりました。総会は年度の終わりを正して始まりを図る組織や団体の最高意思決定の会合であり、課題を明らかにするとともに新たな体制を構築する大切な機会となります。安定から変動の時代へと移っている今、いかに変革するかは大事なテーマとなっている様に思います。
当社に於いても一年を振り返るとともに対処すべき課題を明らかにし、説明責任を果たす準備を整え、去る27日に第109期定時株主総会を迎えました。
(第109期定時株主総会開催)
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/109.php
今回のトピックスと致しましては、配当金を復配した事、取締役を1名増員した事、そしてサステナビリティに関する7つのマテリアリティ(重要課題)を特定し成長を目指す宣言をした事などが挙げられます。
「気候変動緩和への対応」、「ステークホルダーとのエンゲージメント強化」、「安定的なサプライチェーンの構築」、「高付加価値製品の開発を推進」、「人材の育成と働きがいのある労働環境の実現」、「安心安全な労働環境の実現」、「多様な人材の活躍の実現」という7項目の調和を図り企業価値の向上を目指します。
ところで故松下幸之助氏は、宇宙が生成発展を続けている様に企業も本来自然の理法に則って仕事を進めていれば必ず発展していくものだと言われています。人類も叡智により誕生以来発展を続けて、今や宇宙にも進出し月や天体の資源まで手に入れようとしています。また生成AIという革新的技術が登場し、叡智を超える可能性を秘めて仕事のやり方を一変しようとしています。
今後どの様に社会が変わっていくのでしょうか。
常に正解があったり、安定が続く事はあり得ません。
それ故に時の変化に応じて喜怒哀楽を学び、自然の理法に則ったESG経営を推進して生成発展を図っていきたいと思います。
当社役員、新たな役割体制となりました。
今後とも一層のご指導ご交誼のほど、宜しくお願い申し上げます。
(役員人事のお知らせ)
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/content_1.php
(人事異動に関するお知らせ)
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_15.php
【コラム】
豊かさを創出する 徳島営業部 徳島営業課リーダー 早川 大悟
梅雨は、日本独自の季節です。自然が美しさを放っているのと同時に雨の量が多く、気温も高く蒸し暑い日が続いています。
皆様もご承知の通り製紙業は大量に水を消費いたしますが、梅雨というのは工業用水確保の観点からも重要な気候現象です。
私の故郷である那賀町木頭は、徳島県の南西部、高知県との県境に位置しております。名産は「木頭ゆず(ユズ)」で実家でも栽培しており、収穫時期には帰郷し手伝っています。
ユズの歴史は古く、日本には奈良時代に伝来し、古くは薬用に、そして調味用食酢として豊かな香りと酸味が親しまれ広く愛用されてきました。
昔から果実や皮をお風呂に入れる冬至湯としても消費されております。
私も幼少のころは冬至にユズ風呂につかると風邪をひかないともいわれ親しんできました。
今の時期のユズ園では、白く美しい花が咲いています。
花の美しさや、さわやかな香りとは裏腹に栽培には年間を通しての努力や手間が必要です。
成育について簡単に説明いたしますと、1月~2月にかけては土壌に肥料をまき部分的に 深耕してすきこみます。3月になると樹液の流動化が活発化するので、密植した枝の部分を間伐、測枝を短く揃えます。4月~6月には発芽し花が咲き始め、品質を維持する為に害虫の防除を行うため消毒液の散布を行います。7月~8月には夏枝が伸長して幼果が成長し、除草が行われ、乾燥時期に入る前に除草し敷き草を行います。
9月になると果実は、どんどん成長しつづけます。
10月から11月になると、いよいよ収穫時期となります。
果実は肥大、完熟し、色彩豊かに黄色く着色したものから順次収穫します。
収穫後は1玉ずつ、サイズや品質確認を行ない出荷となります。
ユズの栽培に幼少のころから携わっていると、早期着化技術や長期貯蔵技術も発達して おり研究や改良の大切さを肌で感じる事が出来ます。
ユズは果実、酢、皮などを使った料理や美容健康まで多くの利用法があり、また耐寒性にも優れていることから全国で栽培、消費されるようになっています。
このような豊かさという付加価値があるユズの伝統や手法を私たちは未来へ継承しなければならないと強く感じます。伝統を継承する為には、歴史背景や文化的価値を学習し守ることも重要です。手法についても代々受け継がれてきた育成方法を実践し、現代社会にも適応させながら新しい世代に伝えることが重要であると考えます。
徳島営業部が担当しているポリエステル100%シート「PURELY」は1983年に開発を成功して以来、建材やインテリア、通信機器分野などでご愛顧頂いてきました。「PURELY」の特長は均一性、平滑性に加え、高強度で耐水性に優れており、現在の主力商品である水処理用分離膜の支持体は長年世界中のお客様にご採用頂いております。
豊かさという付加価値を提供するという点ではユズと同じで、阿波製紙においても伝統や 手法を未来へ継承しお客様のニーズ・期待に応えるべく改良開発や品質向上に努めております。
そして、徳島が生んだわが故郷の名産であるユズ同様に、「PURELY」も末永く親しまれ愛用され続ける商品づくりを目指しております。
パーパス(存在意義)、ビジョン(在りたい姿)、ミッション(任務)を設定し、100年を超える歴史の中で培ってきた技術や知識を誇りとし、お客様のご要望にお応えする努力を継続してまいります。
(ポリエステル100%シート「PURELY」)
→ https://www.awapaper.co.jp/products/fiber/purely/
【今月の二ュース】
■ 二ュース 1
第109期定時株主総会開催
当社は、2023年6月27日午前10時からJRホテルクレメント徳島にて第109期定時株主総会を開催いたしました。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/109.php
■ 二ュース 2
役員人事のお知らせ
当社は、2023年6月27日開催の「第109期定時株主総会」およびその後の「取締役会」「監査役会」におきまして通り役員が選任され、それぞれ就任いたしました。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/content_1.php
■ 二ュース 3
役員人事のお知らせ
当社は、2023年6月27日開催の第109期定時株主総会後に人事異動を行いましたので、お知らせいたします。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_15.php