≪目次≫
01:[ ご挨拶] 今月の社長メッセージ
02:[ コラム] 潮目
03:[二ュース] 役員人事のお知らせ
04:[二ュース] 第110期定時株主総会開催
05:[二ュース] 組織変更及び人事異動のお知らせ
【ご挨拶】
是れを知る 代表取締役社長 三木 康弘
四国もすっかり梅雨の候となって来ました。
気候変動による集中豪雨は気になる処ですが、田圃に満々と水が張っている光景をみると恵みの雨が変わらず降ってくれることに安堵します。
またこの時期に集中しているものとして総会があります。
1年を納めて振り返り、課題を整理して今後のリスクに備え、サステナブルな状態であるかをチェックする大切な機会となっています。
企業に於いて株主総会では、決算や事業の報告などをおこない、株主から
質問を受けます。その為、あらゆる質問に答えられるように質疑応答集なるものを作成し備えますが、様々な角度から来る質問に答える問答集を作る過程は、管理部門スタッフと共に現状や課題を再認識するとてもいい機会になります。
論語の一説に、「之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知るなり。」とあります。
つまり自分が知っていることを知っているとして、知らないことはまだ知らないと率直になることが、知るということだという意味です。
人に教えようとする事で知らない事が判り調べ直しをしたりして、初めてよく理解する事がある様に、会社の中期経営計画や課題の再確認にも繋がるいい勉強会とも言えます。
去る6月26日に、当社は株主総会を開催し議案の承認を頂きました。
質疑応答も無事終えて、経営体制の強化のため取締役を1名増員し、攻めの経営で時代を乗り越え成長を図って参ります。
(第110期定時株主総会開催)
⇒ https://www.awapaper.co.jp/news/info/110.php
(役員人事のお知らせ)
⇒ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_31.php
今後とも多様性を重視した経営を模索しつつ、人的資本、知的財産、そしてパートナーシップを最大限に活用し「経営基盤の強化」に取り組んでまいります。
自社だけでは達成困難な課題は、外部との積極的なアライアンスを通じて新たな価値に変え、市場ニーズを超えることを目指してまいります。
社員一同、高いビジョンに向けて、倦まず弛まず挑戦し続けて参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。
【コラム】
潮目 東京営業部 マネージャー 川村 聡
阿波製紙株式会社 東京営業部マネージャーの川村と申します。
冒頭から趣味の話で恐縮ですが、私は釣りが好きで、幼少時から40年以上に渡り続けている趣味となります。
同好の士である釣り好きの方々には釈迦に説法でしょうが、「潮目」というのは釣りに於いて絶好のポイントのひとつであり、簡潔に説明するなら「異なる潮がぶつかる場所」になります。絶好のポイントとなる理由として、一般的には異なる潮がぶつかることで「潮の壁」ができ遊泳力に乏しいプランクトンや小魚が溜まりやすくこれらを捕食する大型魚が集まりやすいためと言われております。
話は変わりますが、世間一般で「潮目」というと「潮目が変わる」といった具合に「変化点」として使われるケースが多いと思います。
弊社の主力事業として自動車関連資材があり、中でもエンジン用濾材が大きな比率を占めております。
ここ数年、自動車業界では正にパラダイムシフトと呼べる大きな変化が起こっており、自動車の動力が内燃機関から電力に移行しつつあるのは皆さんご存知の通りです。
正に大きく潮目が変わったために引き起こされた変化です。
因みに電力を動力とした自動車をEV(Electric Vehicle)と称しますが、電力を蓄電池から供給するBEV(Battery Electric Vehicle)、燃料電池 から供給するFCV或いはFCEV(Fuel Cell Electric Vehicle)等の純粋なEV、HEV(Hybrid Electric Vehicle)やPHEV(Plug in Hybrid Electric Vehicle)のようなハイブリッド車といったように、現在自動車の動力源は正に百花繚乱の体を奏しております。
弊社のエンジン用濾材は内燃機関を搭載した自動車で使用されておりますので、自動車の動力源が内燃機関から電力に完全に切り替わった場合は無用の長物と化してしまうため、自動車動力源のシフトはエンジン用濾材事業にとっての大きな脅威となっております。
しかし、欧州自動車メーカーの動きに顕著にみられるように「現時点で果たしてEV化が正しいのか」という風潮が出てきており、EV化そのものの正誤は別として当面はハイブリッド車の選択肢が最も現実的ではないかと思われます。
ここにきてまた潮目が変わりつつあるといえます。
勿論、中長期的にカーボンニュートラルの実現手法としてEV化の流れは進んでいきますので、いずれエンジン用濾材そのものが必要なくなる時は来るでしょうが、弊社としては今後も長年お世話になっている濾過器メーカー様にエンジン用濾材供給を継続させて頂くと共に、お客様に喜んでいただける価値を提供するべく活動して参る所存です。
また、弊社ではEV化への対応として蓄電池周辺の熱マネジメント製品開発も行っており、将来に向けても自動車業界と深い繋がりを維持しつつ、社会・業界・お客様に対して貢献できるよう努めて参ります。
今後とも弊社に対して御指導・御鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
■ 今月の二ュース
■ 二ュース 1
役員人事のお知らせ
当社は、2024年6月26日開催の「第110期定時株主総会」およびその後の「取締役会」「監査役会」におきまして役員が選任され、それぞれ就任いたしました。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_31.php
■ 二ュース 2
第110期定時株主総会開催
当社は、2024年6月26日午前10時からJRホテルクレメント徳島にて第110期定時株主総会を開催いたしました。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/110.php
■ 二ュース 3
組織変更及び人事異動のお知らせ
当社は、2024年6月26日付で組織変更及び人事異動を行いますので、お知らせいたします。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_30.php