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【阿波製紙】変化を楽しむ

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≪目次≫ 
       
 01:[ ご挨拶] 今月の社長メッセージ
 02:[二ュース] 「とくしまマラソン2024」を支援
 03:[二ュース] 令和6年度新入社員 入社のご案内
 04:[二ュース] 「SDGs先進県徳島を世界へ発信するレセプション」に出展
 05:[二ュース] 組織変更及び人事異動のお知らせ
 06:[二ュース] 「健康経営優良法人2024」に認定
 07:[二ュース] 第28回四国産業技術大賞「優秀 革新技術賞」を受賞
 08:[ コ ラ ム] 老子の教えから

【ご挨拶】
 変化を楽しむ      代表取締役社長 三木 康弘

桜の季節となりました、久しぶりの制限のないお花見が楽しみです。
卒業式も終わり、異動の歓送迎会もあって、コロナ禍前の賑わいも街に戻ってきました。
新たなメンバーを迎え、新たな目標を共に考えるのは実に楽しいものです

今月のトピックは、やはり日銀のマイナス金利政策の転換でしょうか。
25年続いた大規模金融緩和を終え金利のある世界が開けてきました。
その検証はこれから進んでいくと思いますが、生産性の低いビジネスや企業の温存に繋がったとの指摘が有ります。
しかしバブル崩壊とIT産業の流れに乗れなかった成長力の低迷など日本の国力を考えると、やむを得ない判断だったと思います。
長くデフレで苦しんだ日本経済ですが、政府の総額112兆円を超える2024年度国家予算の実施も後押しとなって成長軌道に乗ることを期待したいと思います。
今後は、より一層効果的な経営資源の使い方が求められ、転換した新しい社会に対応した資源再配分が進むでしょう。
つまり不採算事業などからの撤退や企業間連携が加速していくことと思います。

また当社を取り巻く市場の流行を見てみますと、自動車関連市場はEVに偏った需要が減速し全方位型で環境対応が進みそうです。
また昨年から注目されている生成AIの活用も本格的になり、莫大なデータ処理に対応する半導体需要の拡大が予想されます。
資源エネルギー分野ではCO2を含む循環型社会の推進が加速され、様々な新技術や新市場が創出されることでしょう。
当社の機能紙、機能材の需要も可能性がより開かれていくと期待が膨らみます。
他方人的資源面では、成長を支える人財確保が懸念され、企業の魅力度や従業員のエンゲージメント向上が喫緊の課題となっています。

そんな変化の只中において当社は、「常識を変え 新たな発想・行動で次に備えよう」をスローガンに掲げ新年度を迎えます。
「次」とは、社会や市場であり、商品や技術であり、工場や設備であり、様々な諸制度や常識です。
すべて行うのは人であり、人の意識の変化や新たな発想が不可欠です。

当社は、去る27日に行われた入社式で7名の新入社員を迎えました。
加えて昨年から19名の中途社員を迎えました。

(令和6年度新入社員 入社のご案内)
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/6.php

「之を知る者は、之を好むもの如かず。これを好む者は、之を楽しむ者に如かず。」と言うように、多様な仲間と共に変化に挑戦し、成長の機会をとして変化を楽しむ風土を形成していきたいと思います。
引き続きのご愛顧を宜しくお願い申し上げます。

【今月の二ュース】

■ 二ュース 1  
 「とくしまマラソン2024」を支援
当社は、3月24日に開催された「とくしまマラソン2024」の支援企業として、ランナーの荷物袋に広告を掲載させていただきました。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/2024_1.php

■ 二ュース 2  
 令和6年度新入社員 入社のご案内
当社は、3月27日に令和6年度の新入社員7名を新たなメンバーとして迎え入れました。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/6.php

■ 二ュース 3  
 「SDGs先進県徳島を世界へ発信するレセプション」に出展     
3月13日に外務省飯倉公館において、地方の魅力を世界に発信するプロジェクトとして、外務大臣及び徳島県知事共催「SDGs先進県徳島を世界へ発信するレセプション」が実施され、当社はSDGs達成に向けた取組を紹介するブースを出展いたしました。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/products/sdgs.php

■ 二ュース 4  
 組織変更及び人事異動のお知らせ     
当社は、2024年4月1日付で組織変更及び人事異動を行いますので、お知らせいたします。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/content_3.php

■ 二ュース 5  
「健康経営優良法人2024」に認定
当社は、経済産業省と日本健康会議が主催する健康経営優良法人認定制度において、昨年に引き続き「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されました。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/2024.php

■ 二ュース 6  
 第28回四国産業技術大賞「優秀 革新技術賞」を受賞
当社は、2月28日に高松市で開催されました「第28回四国産業技術大賞」の
  表彰式にて、「優秀 革新技術賞」を受賞いたしました。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/28.php

【コラム】
 老子の教えから    研究開発部 マネージャー 山村 洋功 

先日、自宅の本棚で"老子の言葉"という文庫本を見つけ、手に取りました。
その本のタイトルに「いいこと」がいっぱい起こる!という見出しがついていたことに心惹かれたからです。老子は皆様もご存じの通り中国春秋時代における哲学者です。司馬遷の『史記』には、「孔子が、老子から教えを受けた」と紹介されており、中国においては神に匹敵する聖人として尊敬を集める人物だそうです。

老子の教えの一つに、相手(他人)の心を決めることは出来ないが、自分の
心は唯一コントロールできるものだというものがあります。そして、自分の
心構えや態度によって相手の気持ちも変わってくるという事だそうです。
どんな事柄についても同じで、自分の気持ちによって結果は良くも悪くもなり、大きく変わるとの事です。ですから、唯一コントロール出来る自分の心を大事にしなさいとの教えです。

弊社には、入社時直ぐに目にする、『KAMIにできないことはない』という言葉があり、これは代々諸先輩方から引き継いできた言葉です。
私が所属している研究開発部では、「やってみたらいいよ」との声掛けがよく聞かれます。これは諸先輩方の『KAMIにできないことはない』というスピリットが私たちにも影響を与え、引き継がれてきたものだということを、老子の本を読んで改めて実感しました。

また老子は別の教えとして、これまでの事も大事にしながら新しい事も受け入れる必要性を説いています。弊社もこれまでの商品に加え、放熱材・断熱材・炭素複合材料(CARMIX)など新規分野への展開を積極的に行っておりますので、皆様のアイデアや考えをお知らせ頂きご共有頂けますと幸いです。

私は昨年末に約4年半在籍しておりましたThai United AwaPaper Co., Ltd. から研究開発部へ帰任致しました。
タイでは新たに、現地でのお客様のご要望に対応するために研究開発部が立ち上がり、私はその立ち上げに携わりました。現地ではタイ人スタッフにタイ語で直接指示を出さなければいけない場面もあり、拙いタイ語で説明するのに苦労しました。
しかし普段からスタッフとタイ語で話し、コミュニケーションをとっていたおかげで、日本に帰任する頃には現地のスタッフがお客様にフィルターの説明をするまでになっていました。
私にとっても苦労が報われた瞬間でした。

最後になりましたが、タイの勤務では私自身皆様の温かいご指導のもと、多くのことを勉強させて頂き本当にありがとうございました。
本来ならお伺いしてご挨拶すべきところ、この場をお借りしてご報告とさせて頂きますことをお許し下さい。気持ちを新たに、全力を尽くして参りますので、今後とも変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

 
【参考文献】
  植西 聰「いいこと」がいっぱい起こる!老子の言葉(三笠書房)