≪目次≫
01:[ ご 挨 拶] 今月の社長メッセージ
02:[ ご 案 内] 東京支店移転のご案内
03:[二 ュ ー ス] 那賀川工業用水利水者協議会「那賀川流域フォーラム」を後援
04:[二 ュ ー ス] 高校生の工場見学を実施
05:[二 ュ ー ス] 「第3回 オートモーティブワールド [秋]」に出展
06:[二 ュ ー ス] 那賀川工業用水利水者協議会 中央要望について
07:[ コ ラ ム] 信念を貫く
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■ ご 挨 拶 ■
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不確実性に備える
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代表取締役社長 三木 康弘
残暑厳しい折、極めて勢力の強い台風10号が日本列島を縦断して
襲いかかろうとしています。温暖化の影響が従来と異なる成長と軌道を
もたらしているため、気象庁も予想が随分と困難なようです。
十分な備えを願うと共に、皆様の安全とご健康をお祈り申し上げます。
予想困難な災害と言えば地震が挙げられますが、今月8日に日向灘を
震源とする地震が発生し、初めて南海トラフ地震臨時情報が発表されました。
わずかな発災確率の上昇ではありましたが、当地四国には緊張が走り、
徳島最大のイベントである阿波踊りに来られる観光の客足にも少なからず
影響を与えました。
備えあれば憂いなしと言う言葉もありますが、過剰反応で急に買いだめに
走ったり、正常性バイアスからリスクの否定をしたりと、行動も極端に
分かれるところが散見されました。「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」と
言うように、改めて冷静かつ日頃からの備えの大切さを感じました。
企業においてもリスクマネジメントやサステナビリティの重要性が
問われる昨今、自社を振り返る機会ともなりました。
今期中にBCP(事業継続計画)を見直す予定でありましたが、
お客様を始め関係するステークホルダーに安心感をお届けするために、
不断の備えをしていく決意です。
地震、津波、渇水、洪水等の自然災害などは、地域のコミュニティー
とともに対応する活動が重要になります。特にダムを含む河川の防災
インフラや「命の道」等の整備は、国への要望を地域が団結して積極的に
取り組まなければならず、当社の社会的責任の一端と位置付けています。
(那賀川工業用水利水者協議会 中央要望について)
⇒ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_36.php
また、事故や労働災害などは細心の注意が必要であり、トップの責任と
認識しています。
加えて世界経済が不安定化している昨今、バリューチェーンの確保や
原燃料価格の変動リスクなどの対策も重要課題として取り組んでいます。
過去の経験をしっかり胸に刻んで不確実性に備え、安心をお届けして
いきたいと思いますので、ご指導宜しくお願い致します。
追伸 仏パリ五輪における日本選手の素晴らしい活躍は、多くの感動を
頂きました。
フェアプレー精神のお手本となる言動もたくさん見せて頂きました。
大変な苦労と準備があってこその賜物と思います。これから
パラリンピックが始まります。
心より声援を送ると共に、活躍をご祈念申し上げます。
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■ ご 案 内 ■
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東京支店移転のご案内
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平素は格別のご高配を賜りありがたく厚くお礼申しあげます。
さて、この度、東京支店を以下のとおり移転し、来る9月9日より
新支店にて業務を開始する運びとなりました。
サテライトオフィスとして開設しておりました、みなとみらいオフィス
につきましては、移転に伴い10月1日より新支店に統合いたします。
これを機により一層の精進に努め、皆様のご期待にお応えしてまいりたい
と存じますので、今後とも倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
【新住所】
〒103-0027東京都中央区日本橋三丁目12番1号 第1三木ビル8階
【業務開始日】
2024年9月9日(月)
【新電話番号・FAX番号】
03-6281-9116 / 03-6281-9119
(東京支店移転のお知らせ)
⇒ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_34.php
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■ 今月の二ュース ■
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■ 二ュース 1
那賀川工業用水利水者協議会「那賀川流域フォーラム」を後援
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2024年8月10日(土)
当社が加盟する那賀川工業用水利水者協議会は、8月3日に阿南市羽ノ浦町の
市情報文化センターコスモホールで開催されました「那賀川流域フォーラム」を
後援いたしました。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_33.php
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■ 二ュース 2
高校生の工場見学を実施
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2024年8月17日(土)
当社は、阿南事業所にて、8月9日に徳島県教育委員会の関係者様5名と
各高校の生徒29名の工場見学を実施いたしました。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_35.php
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■ 二ュース 3
「第3回 オートモーティブワールド [秋]」に出展
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2024年8月22日(木)
当社は、2024年9月4日(水)~9月6日(金)に幕張メッセにて開催されます
「第3回 オートモーティブワールド [秋] くるまの先端技術展」に
出展いたします。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/products/3_1.php
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■ 二ュース 4
那賀川工業用水利水者協議会 中央要望について
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2024年8月28日(水)
当社が会長を務める那賀川工業用水利水者協議会は、2024年8月21日・22日に、
那賀川改修、長安口ダム・小見野々ダム再生事業促進期成同盟会、阿南市
高規格道路等建設促進期成同盟会とともに国土交通省、財務省等へ
治水・利水の強化と災害に対応した命の道整備の要望を行いました。
→ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_36.php
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■ コ ラ ム ■
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信念を貫く
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研究開発部 研究開発二課リーダー代行 湯本 明
パリ2024夏季オリンピックが日本時間7月27日の開会式に先駆け、
24日より競技スタート、8月12日までの20日間にわたって熱い戦いが
繰り広げられ、日本代表はトータル45個のメダルを獲得、海外開催の
大会としては過去最多の数となりました。また、金メダルも20個で
過去最多になるとともに、日本オリンピック委員会が設定していた
金メダルの目標数を達成する結果となりました。
本大会で私はスケートボード男子ストリートには特に注目していました。
その決勝では前回東京大会で金メダルの堀米選手は前半のランで4位と
追う展開となり、更に後半のベストトリックは1回目に高得点を出したものの、
その後、同じトリックを3回続けて失敗し、7位で最後の5回目を迎えました。
ここで堀米選手は失敗し続けていた大技を成功させて逆転で金メダルを
獲得しました。
堀米選手はその後のインタビューで「1%の可能性を最後まで信じて
この五輪でもやってこれた。」と話していました。オリンピック前の
予選段階では、オリンピックで金メダルを獲得することは極めて高い
目標であり、1%程度の僅かな可能性しかないと感じていたものの、
妥協せず、自分の信念・強い意志を貫き通し、スケートボードを
誰よりも楽しむことで最高の結果が得られたのではないかと思います。
私も以前に、あるスポーツに3年程度の短い期間(始める際に
3年で目途が出なければ諦めると決めていました)ではありましたが、
プロ競技者を目指して取り組んでおりました。その時にコーチから
「成功者とは諦めずにやり続けた人のことである」と言われたことを
思い出しました。
当時の私は「コーチが言っていることは結果論であって諦めずに
やった人が成功するとは限らない」と思い適当に聞いていましたが、
改めて考えると何かの分野で成功を収める人は、確かに自分の信念を貫き、
何度失敗してもやり続けていると思います。
今になってそのことを度々思い出しますが、そのコーチは単に
スポーツへの取り組み方についてだけ言及していたのではなく、
私に人生の指針を示してくれていたのだと思います。
また、ビジネスにおいても同じようなことが言われており、
京セラやKDDIを設立された稲盛和夫氏は自身の著書(注1)で
以下のように述べられています。
『人間の知恵、人間の意志というものは本当に凄まじいもので、
やる気さえあれば何でもできるのです。それはまさに人間が持つ
不可思議な力の表れであり、「もうダメだ」とあきらめたときが
失敗なのであって、「必ず血路が開けるはずだ」という強い意志を
持った人だけが、成功への道を歩いていけるのです。』
つまり、立てた目標に対して諦めずに信念を貫き、やり通すことで
目標を達成できるということだと思います。
一方で私は研究開発二課に所属しており、M-thermo断熱材の開発を
担っております。M-thermo断熱材は当社の抄紙技術を用いて製造しており、
柔軟でハンドリング性が良く、900℃でも保形性があるのが特徴の材料であり、
今後、リチウムイオンバッテリー等の熱対策が必要な箇所への拡がりが
期待される製品です。
ラインナップとしては、天然鉱物が主原料の「I-30F」「I-80F」、
バーミキュライトを高配合し高密化した「I-10HPI」「I-30HPI」、シリカを
主体として厚さを大きくした「I-100LD」(開発品)などを採り揃えておりますが、
多様化するご要望に苦慮することも多々あります。しかしながら、
当社には「お客様のご要望にお応えする」ための「チャレンジ精神」や
「ものづくり精神」を基にした「紙の可能性は無限大。」という信念
ともいえるモットーがあります。
開発初期段階では製品化には1%程度の僅かな可能性であったとしても、
堀米選手のように1%も可能性があると考え、少しずつ可能性を広げていき、
失敗しても妥協せず、諦めず、信念をもって貫き通して参りたいと思います。
そして、皆様と共に目標を達成できるように邁進して参りますので、
今後ともご支援の程宜しくお願い致します。
(注1)稲盛和夫. "第7章 経営は強い意志で決まる"
. 経営12ヵ条 経営者として貫くべきこと.
日本経済新聞出版, 2022, 158-159