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変革のスピードアップ

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 ≪目次≫ 
       
 01:[ ご 挨 拶] 今月の社長メッセージ
 02:[二 ュ ー ス]「第17回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術 展-」に出展
 03:[ コ ラ ム] 映画から学ぶ

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 ■  ご 挨 拶 ■
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 変革のスピードアップ
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                                   代表取締役社長 三木 康弘


 2024年も残すところ後わずかとなって参りました。朝晩の冷え込みも冬本番を感じます。
 年末となると一年の振り返りと年納めをするのですが、当社は毎年全社員で集い
活躍した人を表彰したり、好事例の発表をしたり、来年の方針説明などを行います。
そして大忘年会で交流し、楽しいひと時を共有します。

 世界を見渡しますと、今年は社会経済的にも軍事的にも変化の渦に翻弄されて
きたように思います。
来年に向けては、何といっても超大国の米大統領にトランプ氏が選ばれたことが、
一番のインパクトでありました。
自動車業界の変化も加速してきました。中国BEV(バッテリー電気自動車)に
日米欧が合従して対応すると共に、独フォルクスワーゲン社でも大リストラが
始まりました。
日産とホンダも背中を押されて経営統合の動きが始ったようです。
他方スポーツ界では、パリでオリンピック・パラリンピック大会が開催され、
日本選手の活躍に胸を躍らせました。
個人的には男子体操競技が団体と個人総合と鉄棒で逆転優勝したことが一番印象に
残っています。
そして秋には米大リーグでの大谷翔平選手の50-50達成という快挙が更に心を
熱くしてくれました。

 最後に日本を振り返りますと、能登半島の地震から始まり災害列島である事の
認識を高めると同時に、国際情勢の変化による安全保障の危機感を強める年で
ありました。
内閣は石破総理が率いる少数与党体制となり不安定感が否めない中、
経済課題としては賃上げと物価上昇の好循環が達成できるのか、また各種所得控除と
税制度の在り方の抜本的見直しが成されるのかがクローズアップされています。
年収103万円の壁引き上げは、働き手不足解消に役立ち成長を支えると同時に、
個人消費喚起にも好影響を与えるものと期待します。一方賃金上昇分の価格転嫁は
並大抵では実現できず、DX活用含め生産性向上が叶わない企業、特に地方の
サービス小売り業は、大きな淘汰の波が襲ってくることが予想されます。
また政治資金の透明性確保と流れの変化は、政治のスタイルを大きく変えるものに
なるかもしれません。

 この様な社会の変化には変化で対応していかなければなりません。
当社に於いては新工場建設を成功させるため、自社の強みを再構築し海外営業を
強化し、生産体制の合理化や不採算事業の縮小、遊休資産の運用を進めていきます。
加えてDXを最大限活用し間接部門の自働化省人化を図り、研究開発部門への
投資を図っていきます。

 当社には夢があります。変革のスピードをアップし、世界で一番信頼される
会社を目指していきます。来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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 ■ 今月の二ュース ■
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■ 二ュース 1  
  「第17回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術 展-」に出展
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 2024年12月12日(木)       
 当社は、2025年1月22日(水)~1月24日(金)に東京ビッグサイトにて
  開催されます「第17回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術 展-」
  に出展いたします。
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 ■ コ ラ ム ■
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  映画から学ぶ
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        水環境事業部 営業設計課 リーダー代行 宮本 高志 


 小学生のときにバック・トゥ・ザ・フューチャーを見て衝撃を受けて以来、
ずっと映画を見るのが好きです。大人になった今でもサブスクを活用して
自宅でよく映画を見ています。
たまに映画館に足を運んでみたりもするのですが、やはり自宅で好きな時間に
リラックスして見られるのはありがたいサービスです。

 私が好きな映画は、冒頭にも書きました「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、
宇宙が舞台になっている「インターステラー」や「オデッセイ」といったSF、
「マネーボール」といったビジネス・ヒューマンドラマも好きです。
 こういった映画が好きな時に好きな場所で見られるというのは、何とも
いい時代になったなと思います。

 最後に挙げた「マネーボール」は2011年公開のアメリカ映画ですが、
もう10年以上前の作品になりますので、ご存じない方も多いのではないでしょうか。
 実話を元にしており、メジャーリーグ オークランドアスレチックスのGMを
務めるビリー・ビーンは、万年最下位争いをしている弱小チームを何とか
勝たそうと奔走していますが、資金不足で人気選手を獲得することができずに
行き詰っています。
 出張先である球団のスタッフ ピーターに出会い、彼からビル・ジェームズの
著書「Baseball Abstract」の話を聞いて突破口を見出したビリーは、自分の
球団に彼を引抜いてしまいます。Baseball Abstractに記された統計学に基づく
野球理論によるチーム作りを2人で始めますが、初めは結果が出ずに経営・現場の
両者と衝突することになります。
 情熱を持って粘り強く説得することで周囲からの理解を得られるようになると、
チームも勝ちを重ねていくようになります。アスレチックスはアメリカンリーグ
初の20連勝を記録して地区優勝を果たしますが、ポストシーズンで惜しくも
敗退してしまいます。
 ビリーはシーズンオフに他球団から5年1,250万ドルというスポーツGM史上
最高額でのオファーを受けますが、それを断って自分たちが信じたことを証明
すべくアスレチックスでの優勝を目指し続けていきます。

 ビジネスの観点からこの映画を見てみるといろいろと考えさせられることが
あります。例えば、ビル・ジェームズの理論を経営・現場が理解してくれず
結果が出ていない状況は、目的・目標をチームで共有することの大切さを
教えてくれます。
コミュニケーションを取って考え方がチーム内で共有できるようになると、
チームに活気が出て、結果が伴うようになっていきます。

 また、既成概念に捕らわれた考え方の危険性も示しています。
それまで、球界にはホームランの本数や投球時の球速、スカウトの直感などで
選手が評価されており、それが当たり前でした。当然資金に余裕のないチームは
勝つことが難しくなります。
しかし、そこに新しい明確な評価基準を持ち込んでチームの勝利に対する選手の
貢献度を数値化して見える化することにより、コストパフォーマンスに優れた
選手を揃えて強いチームを作ることに成功します。

 私の所属する水環境事業部においても、ビリー・ビーンが情熱を持って
実行したように、多角的な視点を持つ、メンバー間での意思統一を図る、
常識にとらわれない新しい手法を活用する、これらを実践することで
お客様に感動していただけるような最高の製品をお届けしていきたいと思います。


                         
 最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。
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