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共感と道理と共栄

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 ■ AWA PAPER NEWS ■ 
                                                               
    機能紙・不織布の共同開発メーカー 阿波製紙株式会社        
   vol.242 【 2025/     2 / 28  】        
                                       
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 ≪目次≫ 
       
 01:[ ご 挨 拶] 今月の社長メッセージ
 02:[ コ ラ ム] 知識のアンテナ
 03:[二 ュ ー ス] 徳島県立徳島商業高等学校の人権教育講演会への後援

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 ■  ご 挨 拶 ■
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 共感と道理と共栄
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                                   代表取締役社長 三木 康弘


 春らしい暖かな日差しを感じるようになりました。
大雪に見舞われた地域の方々には、雪崩の心配もあるとお聞きします。
雪害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。

 21世紀が始まる25年前は、電気自動車(EV)や生成AI(人工知能)は
注目を集めていませんでした。
中国がWTOに加盟し自由経済や法の支配が広まると期待が広がり、
まさかまたしても世界が分断されるとは思いも寄りませんでした。
四半世紀経てば社会常識もテクノロジーも劇的に変わってしまいます。
2025年は歴史に残る転換の年になりそうです。米国のトランプ大統領の
インパクトが甚だ大きいのですが、これも振り子のような歴史の
必然的現象と言わざるを得ません。
平和か混乱か、繁栄か衰亡か、この変化によい結果を望むのであれば、
溢れるニュースに惑わされず自ら信じる行動をしていくしかないと思います。

 企業レベルで考えると、環境変化には対応していかなければなりません。
米国の関税政策をいかに回避するか、サプライチェーンの確保や
域内ネットワークとの関係性をいかに確保するかなど、目先に追われることも
あります。
しかし同時に長期的視点での行動をよく考えなければならないと思います。
近視眼的利益に捉われることなく、道理から外れないように常に心を
正すことが大切と考えています。
心を正すとは、私利私欲を排して利他の心を持つことであり、克己心が
大事です。
欲に駆られるたり、急かされると判断力が損なわれ、間違いを犯します。

 また「遠き慮りあれば近き憂いなし」(孔子)と言うように、遠くまで
見通す配慮がなければ、必ず身近な心配事が起きると言います。
松下幸之助氏は、人間は弱いが宇宙根源の法則に従っていれば強くなると
言われました。
 当社は、ビジョンと理念を掲げて社会の人から信頼される会社を目指します。
トランプ大統領が否定する地球温暖化対策にもDE&I(多様性と公平性と包摂性)
にも地道に取り組んで参ります。
そのエネルギーの源は道理や配慮からくるお客様や市場との共感です。
さらに仕入れ先との共感、社員同士の共感を伴って共に栄えていくことが、
今の時代に欠かせないことと信じています。不安や困難な心に克って、
宇宙根源の法則に則り、ビジョンに向け前進していきます。

 間も無く訪れる春爛漫の季節を共に楽しみましょう。


(徳島県立徳島商業高等学校の人権教育講演会への後援)
 ⇒ https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_44.php

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 ■ コ ラ ム ■
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  知識のアンテナ
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        徳島営業部 徳島営業課 リーダー代行 植木 勇介


 2024年9月のコラムで、困難に立ち向かうタフなヒーローとしてジョン・
マクレーンを取り上げました。今回は少し趣向を変え、知識と洞察を武器に
事実を解き明かすヒーロー、名優トム・ハンクス氏演じる『ダ・ヴィンチ・コード』
シリーズの主人公ロバート・ラングドン博士に目を向けてみたいと思います。

 ラングドン博士は歴史や宗教象徴学の知識を駆使し、複雑に絡み合った謎を
解き明かしていきます。彼の強みは表面的な情報だけに頼らず、細部に
散りばめられた証拠から事実を見抜く洞察力と論理的思考。そして最終的には
的確なブレイクスルーによって危機を回避し、事件を解決していく点にあります。

 これは、私たちの仕事にも通じるものがあります。生産工程のなかで何らかの
不具合が起きたとき、要因解明は一種の「謎解き」です。単に問題を表面的に
捉えるのではなく、データを分析し、隠れた原因を突き止め、最適な解決策を
導き出すことが求められます。

 話が逸れますが今月、上司と滋賀県に出張する機会がありました。
大津SAから琵琶湖が見え、滋賀県を数百回と訪れたことがあるにも関わらず
恥ずかしながら琵琶湖を見るのが初めてだった私は思わず「これが琵琶湖か~」と
感嘆しました。
上司からは「ここから見えているのは琵琶湖南端の一部だから、これで
感動していては滋賀県民から心外だと言われるよ」と諭され、まさに物事の
ほんの一部分しか見えていない自身の表れだなと反省したのでした。
更に近江という地名は京の都から近くにある琵琶湖が近淡海(ちかつおうみ)、
遠くにある浜名湖が遠淡海(とおつおうみ)と呼ばれたことからつけられた
旧国名であるという豆知識も教えてもらいました。

 阿波製紙のビジネスはBtoBであり、私たちの製品をお客様の生産工程で
適切にご使用頂くためには私たちがお客様以上にお客様のことを理解している
ことが重要になりますが、その土地その土地の歴史背景や慣習に高い感度を
持つことが小さいけれど大切な第一歩だと改めて感じた次第です。

 ラングドン博士が歴史や象徴学の膨大な知識を駆使して謎を解くように、
私たちもお客様の歴史、生産工程、最終製品に関する知識を深めることで
最適なご提案ができるよう日々精進してまいりたいと思います。

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 ■ 今月の二ュース ■
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■ 二ュース 1  
  徳島県立徳島商業高等学校の人権教育講演会への後援
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 2025年2月25日(火)       
 当社は、2月20日に徳島県立徳島商業高等学校にて開催されました
  人権教育講演会を後援いたしました。
 → https://www.awapaper.co.jp/news/info/post_44.php
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